インドのデカン高原にあるビジャプール
そこで私たちは学校の運営に携わっています。
コスモニケタンには、「宇宙の理を学ぶところ」
という意味があります。
学校を設立したきっかけは、慢性的な水不足に悩む
地域の農村に井戸を建設したことがきっかけでした。
もう30年ほど前になります。
水道が無いので、朝、水を汲みに行くのは、
子供や女性達の仕事です。
農村では子供も立派な労働力であり、
学校には行かせず、
児童労働が当たり前と言った風習で、
親がそれを助長することもあり、
まずは親への啓蒙が必要でした。
村に一つ井戸ができることで、
子供たちが水汲みという重労働から解放されました。
それまでは、大きな水甕を頭上に抱え、
遠くの井戸まで炎天下を往復するという
過酷な状況だったのです。
子供たちが井戸汲みに費やした時間は、
学校へ行くことへ変わりました。
井戸ができることで、地域のコミュニティが
より協力的に、豊かさへと変わりました。
一つの井戸が多くの人の暮らしを助け、
人としての尊厳の向上をもたらしました。
そんな村々に井戸を贈り続ける活動をしてきました。 |